桐キリKiri
キリ Kiri
 キリ科 Paulownia tomantosa Steud.




名称
 キリ【桐】  Royal Paulownia


分布
 日本に広く植栽。
 南部桐(岩手県)・会津桐(福島県)は特に有名。
 中国もしくは朝鮮原産だが、北米などからも輸入される。


木材
 国産材中で最軽量の有用材。
 心辺材の区別なく淡紅白色、ときにやや紫色を帯びることがある。
 木理はおおむね通直で疎、肌目も粗いが、光沢が強いので柾目面など輝いて見えて美しい。材として柔らかく弱いが、むしろそれが特徴であり、軽量材として適格である。
 切削・加工極めて容易。湿気を吸収し透過させることが少なく、狂いや割れも少ない。熱伝導が小さくて燃え難く、接着加工容易。表面仕上げは中程度であるが磨くと光沢を放つ。
 気乾比重0.27


用途
 材は家具(特に和風家具・タンス・仏壇・屏風)、建築材(内装・天井板・欄間・建具)、器具材(特に箱もの)、工芸品(特に茶道具)、楽器、彫刻、旋作、運道具、木炭(研磨用桐炭・火薬用)など。


備考
 俗にシナギリと称される中国産のキリ(タイワンギリ、ココノエギリなど)が日本にも植栽されている。本種よりも生長が倍近く早いが材質はやや劣る(見分けは困難)。