和家具の中心的存在ともいえる棚物は、厨子棚の変化と漆工芸の発達により確立しました。 棚はモノをのせることで初めて完結します。いかにしつらえるかで、持主のセンスが見えるのです。家具でありながら茶の湯の影響を受けたりと、最も格調高い和家具といえましょう。
左右対称の多い和家具において、違い棚をつかったアシンメトリーな意匠が最大の特徴。蒔絵や螺鈿、唐物から指物、民芸調や工芸作家ものまで多種多様であり、価格もピンキリです。
はこもの(たんす)
たなもの(飾棚/書棚)
あしもの(文机/文台)
金具と引手のはなし